筋・筋膜と腰痛

腰痛を引き起こす筋膜の癒着

皆さんこんにちは!

吹田市片山町の整体院、うえむら整体院の上村です。

骨格の歪みの原因になるのは「筋膜」であるという話を前回いたしました。

まだ前回のブログを読まれていない方は、そちらも合わせてお読みください。

最近では書店でも、一般の人向けの筋膜リリースの方法を紹介したものを置いてあったり、YouTubeやInstagram、またはフィットネスやヨガ、ピラティスなどの習い事でも、筋膜の事を話されている方が増えてきました。

筋肉と聞けば、なんとなくわかるけど、筋膜って何?と、今更聞けない素朴な疑問を持っている方も多いかと思います。

また、どの筋膜が腰痛と関係しているのか?という疑問が、今まさに腰痛で苦しんでいるあなたにとって重要ですよね。

今日は、筋膜についての入門編として、症状改善のために必要なところだけ、ピックアップしてお話しします!

筋膜ってなに?

まずは筋膜とは何か、入門編として解説します。腰痛だけでなく、様々な症状改善に即効性があるので、ざっくりとどういうものか理解ししていきまょう。

筋肉ではなく筋膜を伸ばす

筋膜とは、文字通り筋肉を包んでいる膜のことを言います。これ自体は、自分でも簡単に触れますし、伸ばす事も可能です。

筋膜でなく、筋肉そのものになってしまうと本来、マッサージなどで押されたり揉まれたり、伸ばされたりすると硬くなる性質があります。(伸長反射といいます)

なので、マッサージ屋さんや接骨院で無理に揉まれたり伸ばされたりすると、身体が硬くなったり歪みが出たりするのです。

しかし、この筋膜を上手にとらえると、筋肉も含めて全体を伸ばす事ができ、可動域改善に繋がります。

また、筋膜には形状記憶の力があるので、良い状態を保つ事もでき、姿勢や動きの改善にも繋がります。

癒着を剥がすと効果的

筋膜は、一つの筋肉に対して立体的に広がっているので、身体表面だけでなく奥側にまで繋がっています。そしてその隣には他の筋肉の筋膜もあり、その筋肉(筋膜)どうしがくっつく(癒着)することもあります。

くっついたり縮んだりした筋膜は血流が悪くなり、それ自体が硬くなります。

筋肉に痛みを感じる時のほとんどは、筋肉を動かして、筋膜間の癒着が剥がれる時です。(肉離れや筋肉痛でない時)

なので、筋肉のこの癒着を出来るだけ丁寧に、ゆっくりと剥がしてあげると、血流も回復しやすいということになります。

セルフケアのコツは?

筋膜リリースの本を購入したり、雑誌やテレビを真似をしたら、腰痛の痛みは一時的に改善するのか?と聞かれたら、実は改善します。

しかし腰が痛いから腰を伸ばせば良いというわけではなかったりもします。

大切なのは筋膜をリリースすることで、筋・筋膜による骨格の歪みを解消させる事です。その他症状においてもそれは同様です。

ここでは、その腰痛改善のためのポイントを紹介します。

癒着しやすいところは大抵決まっている

2つの筋膜どうしが癒着しやすいポイントは、実は何箇所かは決まっています。これはもちろんご自身で調整できる事もあります。

施術するときは動きを確認しながら、そして、痛み等の身体の変化も確認してゆっくりと様子を見ながら行います。

そのあたりは、書籍や雑誌で学びながらでも、改善するものも見つかるはずです。

腰痛改善に有効なのは?

ご自身のでリリースするならおすすめなのは、足首やスネ、ふくらはぎ付近の筋膜を緩める、癒着をリリースする方法です。

前回のブログで書いたように、人の身体は足首から歪むのでしたよね?

実は、足首との関係が深い、手首を動かす前腕部(肘から手首の間の筋肉)や肘周囲の筋肉も効果的です。手の平や足の裏のリリースも有効です。

身体全体の歪みが改善され、腰痛も楽になります。

次回は筋・筋膜の癒着や緊張が、前回まで話していた骨格の歪みにどのような影響を与えるのか、また筋・筋膜はどのように全身を繋がっているのかという点も解説します。

では、次回もお楽しみに〜

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