足首が歪んで疲労が溜まる理由
皆さんこんにちは!
吹田市片山町の整体院、うえむら整体院の上村です。
今日は前回のお話「筋膜」がどのように骨格の歪みに関わるのか、解説していきます。
前回のブログをお読みで無い方は、まずはそちらから確認下さい。
前回、最後のところで足首やふくらはぎ、または手首や前腕部、肘などが腰痛に深く関わる話をしました。
ではなぜ足首や手首(主に足首)なのか?
なぜ疲労によって足首は歪むのか?
今日はまず、足首への負担の強い姿勢とそうで無い姿勢について解説して、その中でなぜ足首に負担がかかるのか解説していきます。
常に人の身体へかかるストレス
まず、人の身体に対して、常にかかる「ストレス」を考えましょう。
①重力
②地面からの反発力
③気圧
これらは、どんな姿勢になろうと、必ずありますよね。
簡単に言うと、これらが1番少ない姿勢を考えれば、疲労の蓄積は最小限になります。
そして、逆にこれらストレスが最大限にふりかかる姿勢、そしてその時最初に負担がかかるのはどこか?
そこがわかれば、身体の負担を減らせるし、どこに最大負荷がかかり、身体全体の歪みをつくるのかもわかります。
その辺りを考えていきましょう。
横になるのが1番楽
上の①重力と②地面からの反発力に関して、負荷を減らそうと思うと、負荷を分散させるのが効果的です。
つまり立つよりも座る、座るよりも寝る(横になる)です。重力も地面への接地面も立っている時より広く分散されます。
これはなんとなくわかりますよね?
気圧に関しても、地面に当たる部分に気圧はあまり影響がないので横になっているのが楽です。
横になっている方が腰痛のある方は、骨格や筋・筋膜の問題では無い可能性があります。なので、今日の内容は参考にならないかもしれません。
立っている時に負担の多いのは足部
立っている時に負担がかかるのは、ご想像通り「足」となります。
地面に接しているのは唯一「足部(足の裏)」ですよね?
特に、筋肉によって固定されていない距骨「足首の骨」が、疲労によって全身を支えられなくなり「最初に」歪みを生じやすいです。
※距骨以外の身体の骨は基本的に全て、何らかの筋肉の付着部があり、その位置を安定させています。筋肉の付着のない距骨は、重力(による疲労)によって歪みやすくなります。
歪み方としては、足の裏が内側を向くような歪み方(内反)がほとんとです。
内くるぶしと外くるぶしの位置を確認してみて下さい。外くるぶしの方が下(地面に近い)になっていますよね?
つまり、外くるぶしの骨、腓骨(スネの外側の骨)の方がもともと長いということです。
その結果、外くるぶしが邪魔して、足の裏が外側を向くことはできないのです。
疲れてくると足の裏が内側を向くように足首が歪む、けど地面はいつでも水平ですよね?ということは、スネの内側にある筋膜(後脛骨筋など)や足の裏の土踏まずの筋膜は、固定されている外側に対して伸ばされて、伸張負担がかかりやすいことになります。外側は外側で関節が圧縮されるように歪みます。
結果的に、足首周囲は潰されるように歪み、その足首を動かすために、ふくらはぎや足の裏には疲労が蓄積します。
※この結果、扁平足にもなります。
では、この足首の歪みや疲労は、どうして腰痛に繋がるのでしょうか?
次回はその直接的な理由について解説します。
では次回もお楽しみ〜