肝臓と腰痛の関係

皆さんこんにちは!

吹田市片山町の整体院、うえむら整体院の上村です。

本日は腰痛について、あまりなじみのないことをこっそり書いていこうと思います。

今回のテーマは、前回の続きで、腰痛の内臓の関係についてお届けします。

前回の記事をまだ読まれていない方は、そちらからご覧ください。

今回は春に病みやすいとされている、「肝臓」と腰痛についてです。

肝臓とは?

肝臓とは、上腹部の真ん中から少し右側にある臓器で、体内で一番重たい臓器とされています。

一般的にはアルコールとの関係を指摘されがちですが、それだけの役割という訳ではありません。

肝臓が私たちの体の中で担う役割は、現在わかっているだけでも約500種類ほどあると言われています。

肝臓の疲労が起こると脂肪肝や肝硬変のように硬くなったり、膨らんで重くなったりします。

そんな肝臓と腰痛に深い関係があるというのは、あまりイメージが湧かないかもしれません。

肝臓と腰痛の関係とは?

肝臓がどうなると腰痛になるのでしょうか?

理由としてあげられるのは3つあります。

  1. 肝臓が重たくなり身体が歪む
  2. 肝臓が動きにくくなり背骨を引っ張る
  3. 肝臓が機能低下をおこし筋に症状

1つずつ見ていきましょう。

肝臓が重たくなり身体が歪む

肝臓は働きすぎて疲れてくると、重たくなります。というより、重たくなった結果、疲れてしまいます。

例えば、食べ過ぎ・飲み過ぎ、睡眠不足、ストレス、運動のし過ぎなどが、脂肪の沈着につながり、肝臓疲労を引き起こします。

簡単に言うと、 使い過ぎや脂肪沈着のために機能が低下した肝臓は、代謝や解毒といった役割を十分に果たすことができず、エネルギー不足や毒素が蓄積されて疲れてしまうのです。

脂肪が沈着して重たくなった肝臓は、ぞの重さを支えられなくなると右の胸郭を下に引っ張ります。

この歪みを補整しバランスを取るために、全身へ歪みを作った結果、腰痛を引き起こします。

肝臓が動きにくくなり背骨を引っ張る

肝臓は横隔膜の真下に位置しているため上述した通り重たくなると、横隔膜の動きを妨げてしまいます。

横隔膜の中心には大腰筋と呼ばれる腰の大きい筋肉が付着しており、その大腰筋は横隔膜だけでなく腰椎の側面にも付着しています。

横隔膜が動きにくいということは、大腰筋の血流が減り、動きも小さくなるということなので、結果的に背骨(腰椎)の動きも妨げてしまい、腰痛を引き起こします。

肝臓が機能低下をおこし筋に症状

東洋医学的に肝は筋と密接に関わっており、肝が病むと筋の働きを妨げてしまうと言われています。

機能的に働きを妨げられてしまった筋は、血流障害になり腰痛や肩こりなど、さまざまな症状を引き起こします。

以上のようなことで、肝臓が腰痛に関わる可能性があります。

もっと深い話をし始めたらきりがないので、興味のある方は来院時にお聞きください。

次回はまた他の臓器と腰痛との関係を探っていきます。

それではまた次回をお楽しみに~

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