腰痛に関わる筋・筋膜連鎖とは?

皆さんこんにちは!
吹田市片山町の整体院、うえむら整体院の上村です。

今日も腰痛と筋肉(筋膜)の関係について解説します。
前回までのおさらいを少しお話します。

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《前回までのおさらい》
・疲労が溜まると歪みが出る
・人の身体は足(主にスネの後脛骨筋)から負担がかかり歪む
・足首の歪みが腰痛に関係ありそう(今回詳しく解説)

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前回のブログを、まだ見ていない方はまずはこの記事から読んで下さい。


では、足首の負担が具体的にどういった筋肉(筋膜)の影響を作り、腰痛を引き起こすのでしょうか?

今日は、腰痛に関わる筋膜の繋がりに関して解説します。




筋膜連鎖(アナトミートレイン)とは?



では、前回のお話、伸ばされて負荷のかかった後脛骨筋(足首を動かすスネの筋肉)と腰痛にはどのような関係があるのでしょうか?

これは「筋・筋膜連鎖」と呼ばれる、筋膜の繋がりで説明できます。

筋膜(筋肉表面の膜)は筋肉の一つひとつ単体を覆っているのではなく、前後、左右、立体面において、周囲の筋膜と繋がっています。

そういった筋膜の繋がり(筋膜連鎖)を一般的にわかりやすくしたものが「アナトミートレイン」と呼ばれます。

例えば、後脛骨筋が含まれるアナトミートレインはディープ フロント ライン(DFL)と呼ばます。

DFL以外にも、私たちは身体中にそういった繋がりをいくつか持ち、筋膜連鎖は私たちの身体を組織的に滑らかに、違和感なく動かすための基礎になっています。



後脛骨筋と大腰筋の繋がり



後脛骨筋(スネの筋肉)は、そのDFLの筋膜連鎖の下腿部の筋肉に位置し、そのDFLを上に登ると、

後脛骨筋(スネの奥)
↓上へ
内転筋(内もも)
↓上へ
腸骨筋(骨盤内の筋肉)
↓上へ
大腰筋(腰の筋肉)‥腰痛に関わる!

と繋がります。つまり、後脛骨筋が足首で引っ張られるということは、その上の大腰筋まで下に引っ張られるのと同様という事になります。

なので、一見症状として「足の疲れ」であっても、その上層部にある腰の筋肉(大腰筋)へ影響していることがあるのです。

つまりこれまでの筋・筋膜の話を全て一旦まとめると、
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《腰痛の時に起きること》
①疲れがたまる

②足(地面に近いところ)から負担がかかる

③足の筋肉(筋膜)はスネ→内モモ→骨盤内→腰にまで繋がる

④腰の筋肉が腰痛を引き起こす
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となります。

なので以前お話ししたような、足首付近(ふくらはぎらへん)や足の裏の筋肉をマッサージするだでも、腰痛が少しマシになるのです。



検証するつもりで続けてみる



普段から立ち仕事が多い人、または長時間同一姿勢が多くて足首動作が減っている人は要注意です。

そういった負担のかかる生活動作、生活スタイルそのものを、明日から変えれるなら、それが手っ取り早いかもしれませんが、お仕事や家事、育児が原因ならそう言うわけにもいきませんよね。

後脛骨筋やふくらはぎの筋肉を解放することで、腰の筋肉も負担が減るなら、やってみる価値ありです。おすすめのやり方はご来院時に詳しくレクチャーしますので、いつでもご相談下さい。

次回は筋膜の更に上位と言える、内臓と腰痛の関係について解説します。

内臓と聞いて、難しく考えないで下さいね。実際にお腹の中に存在しているものです。目に見えないから、存在している実感がないと思いますが、簡単に言うと私たちは内臓を背骨で支えてずっと生きているようなものです。

ですので、内臓が疲れて重たくならないようにするというのは、背負ってきた鞄の荷物を減らすようなものです。

一般の方向けに、簡単に解説しますので楽しみしていて下さいね〜

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